詩人:孤 花
貴方の睫と睫の間から雫が膨らんでゆっくり落ちてゆくのをただ眺めているその間にさえ貴方の白い肌が痛ましいほどに美しくて見とれる抱き締めてあげられない僕は何かにつまずいてて捕われたまま身動きがとれない貴方の顏の中の絶望の色を静かに待つだけ静かに静かに終りをただ受け入れるだけ