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詩人:☆トモ☆
放課後の教室は、
いつもより、なんか寂しい。
誰もいないと思って、開けた、ドアの先。
見慣れた姿。
そう、俺の好きな人。
最近彼とうまくいってないみたい。
『どうしたの??』
俺は聞いた。
すると彼女は、
『彼が、遠く遠く離れてしまったみたい』
って。
俺は、
『そんな彼、やめちゃえよ。』
って、言おうとした。
でも・・・いえなかった。
彼のこと話す時の、彼女の目。
遠くを見るような、そんな目をしていたから、
何も、いえなかった。
『好き。君が、好き。もう、
ずっとずっと前から。
でも、返事はいらない。
ただ、伝えたかっただけ。』
『ありがとう。でもごめんね。
せっかく私のこと好きになってくれたのに、
返事返せなくて・・・。』
彼女は少し泣きながらいった。
『大丈夫。泣かないで。』
ホントは大丈夫なんかじゃないのに・・・。
彼女の前では、
いつもこんな事ばかりいってしまう。
でも、彼女のことを応援してる。
ずっとずっと・・・
そしていつか・・・