詩人:魅那
小さな 箱を開けた 父の匂いがした 遺影の父と目があって 涙が溢れる 懐かしい匂い 父ちゃん? 寂しく無い?遺影の 父に話し掛ける 風に揺られてふわっと また 父の匂いがした 大丈夫だよ… って 言ってくれて いるようで… 寂しいのは 私か… なんて… 父の遺影に 話し掛ける… 父ちゃん? 私の声 聞こえますか?