詩人:高級スプーンあと何年
最果ての孤独に辿り着く前に息絶える非力な僕には限りある可能性にすらろくに手が届かない多くの望みが枯渇した砂漠にも月は登るのに一切の光がない場所で永遠にかくれんぼ暗がりに名前はない存在のない宙に見えない姿光を当てれば済む話空振りの論理じゃ何も掴めないけれど覚束ない頭で無知を知る覚えのない罰を受け続ける思いを馳せるのは強欲かあなたに逢いたいただそれだけのことができない