詩人:るどるふ
僕の衣はひどく汚れて昔の姿はみる影もない
ここまで来てようやくわかったんだ
守られていたってこと
そしてそれを自ら汚してたってこと
気付いたら恥ずかしくなった
恥ずかしさで涙が出た
涙は滴り泥だらけの衣に落ちた
涙で洗われた泥の下はまだ純白だった
そうだ僕らは一度として着替えてやいない
今は泥だらけのその服もいつでも洗い直せば白くなる
恥じるたび悔やむたび
僕らはいつでもあの頃に帰れる
泥をかぶるのも恐くない
守ることで汚れたっていつでも戻れるんだ
あの頃の自分に
2006/08/28 (Mon)