ホーム > 詩人の部屋 > 風凛の部屋 > めりこむ鉛筆と詩人 > 投票

風凛の部屋  〜 「めりこむ鉛筆と詩人」への投 票 〜

  • 風凛さんの「めりこむ鉛筆と詩人」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[56212] めりこむ鉛筆と詩人

詩人:風凛


磨き磨き磨き磨き
磨き磨き磨き磨き

つるつるの一欠片

絞っても絞れない純晶

研鑽の炎に焼かれ

焼かれ焼かれ焼かれ
焼かれ焼かれ焼かれ

これ以上ないほどに

ガッチリと固まった宝玉を

目をつむって取り出すのだ

雨の日ならなお善し

秋の日ならまた善し

太陽と月の住む大空から一滴ずつ一滴ずつ

ガラス細工より繊細に
画家より大胆に
動物達よりも敏感に
草原よりも広漠に



ただただ鉛筆を
くねらせめりこませ


そして針の先ほどの
くしゃみをするんだ

2005/11/18 (Fri)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -