詩人:千波 一也
やわらかな目をつたわってぽとり、としずくは落ちましたやわらかな手にやわらかな胸にしずくは落ちて染みましたそれがわたしの循環なのでしょうしずくをまいてしずくを吸い終わらない川さながらにわたしは続けてゆくのでしょう頼りなくても些細でも純なるしずくであるためにほろほろはらり汲まれるわたしを巡るのでしょう