詩人:凪都
揺れる、ゆりかごが揺れるはじっこの灰色の中の中でこの日左目を閉じた小さな像はやさしいやさしい子像でそしてあの日左目を閉じてしまった子像は像になっていてあの太陽と月と星の間に遥か遠く創造を馳せてはやはり左目を閉じてけれど命があるからせめて首を傾げる時は右に重さを預けようとそう思った