詩人:是清。
俯かないで。
決して。
だって僕と君の境界線が、
涙で滲んでぼやけてしまうから。
後ろめたい気持ちの儘背中を預けないで。
怖いんだ君の重みが恐いんだ君の想いが
其れこそ滲んで染みになって
染みになってしまえば。
だって誰も僕と君を別ちに来ないじゃない?
自惚れて僕は又君に凭れ掛ったり
強い力で抱きしめたりしてしまうのかな
ふたりが君が僕が落ちた墜ちた先は
窒息してしまいそうな狭い狭いプール
態と僕は君の喉を抱くようにして泳ぐ
君の呼吸。
愛に溺れて死に往けるなら何てしあわせ。
2004/05/25 (Tue)