詩人:さみだれ
彼女は僕の背中に寄り添い丸くなって眠っているトラックの荷台の中頼りなさげなこの世界で妹なのだろうかそんな愛情がある気がするまた恋人だろうかそんな愛情も混在している彼女のほうに寝返り腕を回して包んでやる鼻が擦れ合う距離に顔があり僕は目をつむる唇に何度も柔らかい感触彼女は悲しいのかそんな感情が流れ込んでくる幸せなのかどうか彼女も僕もわからないでいる