詩人:るどるふ
君が流す涙の一粒一粒を丁寧にすくいとって小瓶に詰めたそしてその小瓶がいっぱいになるまで僕は両手であたためていた君がいつか手をたたいて笑えるようになったらそっと君の胸に返してあげたくてもう君に返してあげられないから冷たくなったその中身を僕は僕の胸に流し込んだ君の涙分重くなった僕の心僕があたたかく生きれたら涙も一緒にあたたまるかな君が残したたったひとつあたためて僕は生きていきます