詩人:千波 一也
王冠はかぜのなる楽器ひかりまばゆい宝石は言葉のむこう、時間の思惑暗君をわらう重鎮たちはきれいなよるの鋭角に座して姿をもたぬ姿を悦ぶ進言は砂上のきわみのまぼろしの星装束、奏上庭園、奏上隷属、奏上刀剣はまつりのあとの鏡文字ひとりうたがう栄光は孤独のむこう、凍てつく透度で護られている