詩人:るどるふ
朝の寒さにかじかんだ手少し痺れた指先に自分の息をかけて暖めたけど暖かいのは一時で手の平についた水蒸気はさっきより余計に僕の手から体温を奪うやっぱり自分じゃダメなんだ君の暖かい手で包んでくれなきゃダメなんだダメなのにその手を振り払ったのは他ならぬ僕