詩人:望月 ゆき
もう ずっと前からあきらめてはいたのにここまできてまだ 忘れられないのは なぜあんなふうに笑っていた あのひとがもう まるで 知らない人ためいきが鳥のように 飛んでいって今は 何処に心ばかりの 憂鬱を抱いて明日は どこへ行こうかな今となってはどこでもいいどうでもいいだってさよなら と言ったんだよひどいよねもう いいんだもう しかたないのだからせめて知らない人になってもかわらないでかわらないでいてね