詩人:黒夢
星が囁く、声が消える。夜は続く、月が笑う。闇に手を伸ばせば僕は音もなく消えていく。少しでも此処に在ると言いたくて僕は歌う。誰かに届けようとは思わない。少しだけでいい。少しだけ音の無い闇の中にこの声を響かせてみたいだけ。声が生まれる、星が消える。太陽が輝く、朝が始まる。また、夜が訪れるまで僕は眠る。僕は夜を愛す。そして僕は夜の闇の中で、歌い続ける。