詩人:蒼
眼の前だけを 撃ち抜く為に私は右手を 前に翳した 怖れを抱く隙等与えず私はすぐに指で弾いた 私は何度も繰り返し何度も同じ所に戻る 何かを見つけ何かを捨てる返す返すを繰り返す皮膚を伝うは何なのかとめどを知らぬ皮膚の痛みはただ増す事のみを知っておる