詩人:清彦
時間を止める魔法は
君の中にあった気がするんだ
深く暗く真っ黒い程
愛に染まった
心の底を歩いた場所に
誰が何を知ってるというのさ
僕らが刻んだものは
今はもう動かないとしても
確かなものだったのさ
日は暮れて
永い夜が訪れ
やがて全てが
嘘になってしまっても
僕が此処にいるように
確かに何かが在った
時計の針さえ
止めてしまいそうな
希望よりは絶望にも似たくらいの
衝撃的な愛だったんだよ
もし君が全てを
忘れてしまったとしても
僕は
語り続けるから
2011/11/06 (Sun)