詩人:月島レナ
毎日、僕の許可も無しに
応接室に来る君
何時からか君が来るのを
楽しみにしている
自分がいた
けれど、ある日突然
君は居なくなった
僕は独りになった
君が居なくなって、
一年が過ぎた
ふと校庭に目をやると
校庭の桜吹雪が舞散る中、 君は笑ってた
真っ直ぐに、
応接室の僕を見て
どことなく悲しそうだったのは、
気のせいじゃなかったのかな
一瞬の瞬きの後、
君は桜吹雪と一緒に
舞散った
ねぇ、もう一度
僕に見せてよ
君の笑顔
君が居なくなって、
僕は孤独だ
2010/12/10 (Fri)