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詩人:咲耶
喩えば一つの選択が、
自分の理に適わなかったとしても。
後悔の二文字を背負う位なら、先に進めば良い。
とは言え。
其れはあくまで理想論であり、実際には後ろ向きになる事が
殆どだ。
津波の様に押し寄せる後悔は、其れ相応の結果を俺に齎した。
胸の内で繰り返す、
『御免』の一言。
もっと自分を大事にしてくれ。
頼むよ。
どんなに苦しかろうが、切なかろうが。
其の時々は痛くとも、要らねえモンなんざ一つだって無え。
だって、俺は生きてる。
総ての想いを噛み締めてこそ、自分が此処に在ると知る。