詩人:梅宮 蛍
繊細な花がそこにある緻密な歌が流れる街其処此処にあふれる光は僅かに影を残して 多くを照らす例えばあなたが悲嘆にくれる時その影はそっと寄り添うでしょう例えばあなたが憤りに埋もれそうになった時に踏み締めた足の下に生まれた小さな影法師のようにそして笑い 泣き 怒りそうして楽しむあなたの生が僅かに影を残して また誰かを照らす咲く 繊細な花輝く それは あなた