詩人:桜 未琴
ひとってのはね
うまれたときからなにかをさがしてるの
そのさがしものをみつけたときにね
ひとはまたつぎのさがしものをするの
そうしてどんどんどんどん
さがしものをみつけていって
さいごにね
いちばんたいせつなものにきがつくの
それでね
ひとはみんなねむれるのよ
なんのためにうまれたのか
そんなことはかんたんなのよ
まようことはないのよ
ひとはね
なにかをさがすためにうまれて
なにかをさがすためにいきるの
それでね
なにかをみつけてしぬのよ
かんたんなの
そんなものなのよ
2003/10/13 (Mon)