ホーム > 詩人の部屋 > 亜子の部屋 > 有明の月 > 投票

亜子の部屋  〜 「有明の月」への投 票 〜

  • 亜子さんの「有明の月」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[80026] 有明の月

詩人:亜子

夜を照らす月は
独り
星々は遠くからみている
闇夜に慰めとなる月を
慰めるものは何処へ

ひと時のやさしいものに
すがってはいたけれど

あなたが守っていたのは
その手にある柔肌の感触
わたしにくれたのは
夜明けの残夢と
置き去りの囁き

あの
抱かれた腕の
甘さは蛍が運んだ蜜
胸にしみて
我を忘れることもできない

誰にも気づかれない涙なら
朝陽に溶かそう
あの空の白い傷痕
有明の月とともに


2006/07/05 (Wed)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -