詩人:凪都
全て口に放り込んで
飲み混んで仕舞うように。
あれは時に凶器 狂暴
忘れたらおしまい。
日陰から見つめた陽射しは
暴き 晒すように
この傷を包み込んで仕舞う
時に凶器 狂暴
忘れたらおしまい。
そこにある
ここにある
顔を上げて
目を潰してまで見れない
それでも
いくら
暗がりで呼吸を繰り返しても
私は暗闇で生きられない
あれは凶器で
あれは狂暴な凶器で
あれは強烈な狂暴な凶器で
両手で隠したところで
口に放り込むように
飲み混まれて交ざって仕舞う。
だから忘れたらおしまい。
ここにある事
おしまいだから忘れない