詩人:康介
ああ僕の世界はこんなにも簡単に崩れ去ってしまうのか恐怖で眠れなかったのは初めてだった朝なんか来なければいいと本気で思ったもしかしたらこれは夢で朝起きたら何事もなかったように町は廻っているのかもしれないそう思って瞼を開けたら太陽に照らされて町が縁取られてた僕が22年間過ごしたこの町は瓦礫とヘドロで塗りたくられた別の世界みたいになっていたんだところどころにある町の面影なんて残さなくてよかったのにそしたら別世界だって思えたのに