詩人:EASY
僕は
一般的に言うような
人好きではない
大勢でいるのは
好きではないし
必要だからそうすることはあっても
その煩わしさは拭えない
でも一方では
どうしようもないほどに
人を愛しく思う
それは
強がるほどに
僕をそうさせる
格好つけてもみんな
お腹は空くし
どんなに気取っても
ため息はつく
普通に愛しい人達は
人の悪口は言っても
自分は良く思われたい
それは裏を返せば
本当は辛くても
そんなことしか口に出来ない
強がりにしか見えなくて
僕からすればそれは
愛くるしさの表現だ
あれ知ってる?
知ってる知ってる!
あれでしょ?
僕たちはいつも同意する
それに
乗り遅れてはならない
その焦りに対する
僕らが見せる微笑みは
それに対して行うものだ
子供の時に手放した
風船が飛んで行く空の
それを想像できるなら
その空と同じくらい
僕たちは広くって
その空と同じくらい
僕たちは愛しくて
その空と同じくらい
僕たちは切ない
でも
僕から見た君は
その空よりずっと愛しくて
その空よりずっと切なくて
その空よりずっと
愛くるしいものなんだ