詩人:ならか
冬の終わりは誰も惜しむことはない人々は季節は再び春をみつけたからこの凍える風震える朝からも大地を閉ざす氷からもやっと解放された、と命は早々と芽をはろうと意気込む冬は静かに消えていく雪は水に変わって注ぐ乾いた風は次第に湿り気をおびる息も色をかえることはなくなった誰が惜しむものか!!冬なんてつらいだけだけど冬を乗り越えた生命はこの前の春よりひとまわり強くなったょ冬を越えれば強くなった