詩人:流☆群
大きな人が好きだった
あの太陽の眩しかった日
君の右手と私の左手
同じくらい
絡んだ指
頼りなく細く
大きな人が好きだった
私のお気に入りの赤い靴
かかとの高いサンダルを
特別な日にはこの靴を
歩く二人は肩並べ
大きな人が好きだった
あの雪の降った日
ずっと抱き締めててくれた
寒くないように、寒くないように…
大きな人が好きだった
私の全部を丸ごと包んでくれるような
大きな大きな人が好きだった
今私の隣りに寝ている君は
決して大きくないけれど
私は知っている
君の大きな優しさを
私はいつも包まれているね
ありがとう
だから今日は
君を包んで寝ようかな
ずっと朝まで
離れないように