詩人:黒夢
命儚き夜の虫。命の消えるその刹那、全てが僕の為にあれ。命輝くその刹那、全てが僕の為であれ。きっときっと、最期まで見ていよう。その亡骸を拾い上げもう一度この地に還してやろう。いつかもう一度、誰かがお前の姿を目にするまでその命が再びこの世に戻るよう、願っていよう。お前の灯火が消えるまで命を己をその姿を誇っていれば良い。命儚き夜の虫。永遠の命が無くとも短いお前の一生を、僕だけが見ていよう。だから僕の為だけに。