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詩人:甘味亭 真朱麻呂
この手をぐっと伸ばして
やっと掴めたものは
あの日思い描いたものより
だいぶかけ離れた生活だった
ここからはいつも
同じ景色ばかりが瞳に映っていた
地平線ビルの隙間
沈んでいく いつかの夕日
なるべく面倒なこと避けていたいし
できることなら楽して儲けたいし
でもそんなこと無理なことだから
僕たちは汗水垂らして死に物狂いで理想を掴もうとする
毎日が悲しくて嬉しくて
明日はいったい僕に何が待っているかな
不安で不安でたまらなくて本音をいえばかなり苦しいけれど
愛せる人がいるだけマシなのかなぁ
考えたらキリがないくらい
毎日は謎だらけ
答えの見えぬ現実を生きてる
絵に描いたような幸せを望むように
生きてる
僕なりに生きてる。