詩人:さみだれ
混じりけのない水溜まりのように避けられたり踏みつけられたり掬うことも忘れられだんだん渇いていくんだろ今は青いペンキで空を塗り潰してあるけど知らないうちに誰かが白をこぼしているけどいつか嫌になって焼いて真っ黒にしてしまうんだろ何もかも元通りってわけにはいかない壊れなかったり直らなかったり流した血の色も焼けたアスファルトも気にしてないうちにどことなく変わっていくんだろ気づいたときに変わっていたんだろ