姫宮ららの部屋
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[172461] 冬の夜のうた
詩人:姫宮らら
濃紺の空
星が散りばめられて
ひやりと冷たい
澄んだ冬の空気が
ふと吐いたため息を
白く染めた
冷たい指先を
空に伸ばしてみるの
天高くに光る星に
届かない君を重ねて
頬を伝うのは
きっと見えない涙
からっぽのこころを
じわりと濡らしていくの
寂しい冬の夜には
空を見上げて
きっとなにかが
満たされるの
2011/12/01 (Thu)
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詩人の部屋 -