詩人:LAIKA
無限の光
永遠で一瞬
一瞬で永遠
水平線
虹色に変化し始める
目の錯覚か
蜃気楼か
力強く
優しく
柔らかい
海の風
潮の香り
船と平行に進んで
止まったかのようなカモメ
肉眼では分からないほどの
わずかなカーブのかかった
虹は
ここが地球なのだと
改めて
気付かせる
海は陸を繋いで
陸は海を繋いで
地球は一つなのだと
海風にさらわれそう
地平線の果てを見てみたい
本気で思った
虹色に輝く秘密はなに?
このままこの船でどこまでも行きたい
はじめて感じた本物の自由
果て等無いならそれでいい
このままこの船と自由をみていたい
遮るものなんて本当はなにも無い
常識やルールからの解放を感じた
いつも自分が言ってる
「地球人」
という言葉
自分が本当の意味を
理解しかけたのは
初めてかもしれない
船よ
風よ
カモメよ
虹色の地平線よ
白く泡立つ
船の波よ
激しくぶつかりあう
白い波よ
我を
さらえ
地球という星の
果てを見せてくれ