詩人:咲耶
唯一つ、後悔をするならば。俺が居る事。静かな水面に落とされた俺の存在は。激しく波立ち、大きな波紋を広げた。良い事もあった。厭な事も数え切れねえ。でも其れは。総てが生きた証。俺の、居場所の確立。だから。少しでも滲む悔恨は、今此処に、埋めて行く。なあ、お前は。こんな俺と、生きてくれるか?