詩人:音央
鳥かご越しに眺める世界に飽きて少しだけ‥少しだけ背伸びしたつもりだった手を伸ばせばむこう側に届きそうなそんな儚い夢を見ているだけだと気がついたのはもう少し後のことだったほんとうは行ったことも見たこともないから視野は狭く重量は重く空気は薄い希望と絶望はいつも背中合わせ 気づけば底無し沈まないで! どんどん堕ちていくのねそんなに哀れんだ眼で見つめるのはやめて悔しさしか残らないじゃない。 あなたが笑ってくれたならここから這上がり続けるのに‥