詩人:an
へらへらいつも笑う君
ほんとは何を思うの
大丈夫が口癖で
いつ君は泣いてるの
いつも震えてるその手
何を掴みたいの
僕が扉を開けてもいいの
聞いたら君は
扉なんてないよと
また笑うでしょ
だけど僕は気付いてるよ
そっとその頬に触れたとき
君が泣きそうになることを
不安な笑みを浮かべることを
ずっとずっと
待ってるんでしょ
扉の奥の君を
優しく包んでくれる誰かを
それが君にとって
僕じゃなくても
僕は君を包みたい
君の涙を見てみたい
僕はそう言ってほしいんだ
2009/01/29 (Thu)