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雪 螢の部屋  〜 「夜行バス」への投 票 〜

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[82075] 夜行バス

詩人:雪 螢

夜行バスの中
僕は帽子を目深にかぶる
君と別れた涙を
放っておけないから
涙の温もりが頬を伝う
それだけで僕の心は張り裂けんばかり

追い掛けた夢のまだ遠く
その間に頑張っている君がいる
そしてまた笑顔で会えるように
僕はまた帽子を目深にかぶる

帰る時間を過ぎて
僕は夜行バスに揺られている
置き去りにしてきたのは
思い出なんかじゃなく
また君と出会うためのキス唇の感触を忘れない内にまた出会おう

追い掛ける夢はまだ遠く
挫けそうになるばかりの僕
けれどまた笑って出会えるように
僕はまた目深に帽子を

張り裂けんばかりのこの胸は
君と言う動力で動いてる
そしてまた笑顔で出会えるように
僕は頑張って生きていく

2006/07/25 (Tue)
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