野上 道弥の部屋
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[3441] 琥珀色したグラス
詩人:野上 道弥
何もする事無い夜は
本でもじっくり読みながら
うだるような暑さを忘れていく
それはさながら
秋の夜長の前哨戦の如く
ただただ読みふける
グラスの中の氷が音を立てて割れると
琥珀色が冷たくなった合図
薫りと喉を焼く感触を楽しんで再び読みふける
夏の夜の過ごし方
2003/08/03 (Sun)
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