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詩人:ゆにこ
もし神様が本当にいるのなら
シカトが得意な神様ですか
なかなか願いが叶いません
ぜんぜん祈りが通じません
見て見ぬふりでみんなはスルー
もはやすでにトリップ
頭はバカンス
このままおやすみって
言いたいけど
明日の朝にはまた
目覚めちゃうんでしょどうせ
もし神様が本当にいるのなら
ぶっ殺してくださいこの心もすべて
物欲がとめどなくて
それだけで今は持ってるようなモノ
途切れそうな細い糸
ぷちんと。とっくに限界
さいごのシーンは
今も鮮明で
雨が降りそうで降らない
曇り空の午後
蜃気楼のような彼
なぜか別れは読唇術だった
可能性と名付けて
戯れるなら
ぜんぶが思い通りなのに