詩人:是清。
残念がって離れた空迂回
三年経って剥がれた猿の皮、距離の壁壁壁
なのに、それなのにね
テクニカルに撫で上げる猫の顎と不機嫌な空の盥
宥めてやっと零れずに君の町まで君の町まで
運んで行けるだろう
なのに、それなのにね
芳しい答え彩光など期待していなかったから
酸素の濃くなった此の空き部屋には同情しない
確かめて、確かめてこれば良い
結局他の誰もが君を追いかけること
細胞の一つ一つで慎重に君を見極める
姦しい青烏に好い加減静寂の守人になってもらって
ざわめく町、其れ自体を消去しに行くんだ。