詩人:甘味亭 真朱麻呂
記憶の迷路
キミを迷わす分かれ道
不安という分かれ道
気づけば空は夕暮れ別れ道
僕らは何のためここまで歩いてきた?
この一瞬で
すべての期待は崩れ去る
まだ終わっちゃいないのに
不安という滑車は回る
カラカラ… カラカラ…
ゴロゴロ… ゴロゴロ…
不安は速さを増して
いつの間にか不安はお別れの言葉に変わり
僕らを二手に分かれさせる
僕らの恋心を冷まさせていく
だけど
毎日は変わらず
退屈は変わらず
サイクルし続ける
回り続ける
ため息みたいな生暖かい風を受けて
回り続ける
カラカラ… カラカラ…
サイクルし続ける。