詩人:慎也
ただ手を動かし、
仲間じゃないが、
コトバでは伝わらない本当の信頼
彼に対して背中で語る
楽しませるコトバは嘘を含むから
コトバを共有する自由で楽しい仲間がいても
ひとり、ふたり
でも仲間を超えたところの場所がないから
ひとり、ふたりの仲間を大事といいながら
輪を広げようとする
だからシステマチックな社会で
楽しませるコトバが
空気のように、どっと吹き上がって、
さっと消える
虚しく消える
手が止まってるよ
背中が丸いよ
結局は、ひとり、ふたりの仲間
2014/07/12 (Sat)