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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 「開かない窓」への投 票 〜

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[107706] 開かない窓

詩人:甘味亭 真朱麻呂

さぁ窓を開けて
思い出たちに手を振ろう
過去はもどらない
僕はいつも扉を手前にひくことができない
扉を押して開けることはできるけど

さぁ窓を開けて
悲しみにさえさよならだ
過去は変えられない
僕はいつも終わってしまった後で後悔ばかりしてる
もう手遅れだというのに
責めるのは自分自身じゃなくいつも自分以外の他人という誰かで

思い出たちにさよならする気が起こるまでこの窓は開かない
心も開かない
窓の向こうの景色
過ぎていく毎日
悲しみにとらわれた心

さぁ窓を開けて
さぁ心を開いて
思い出に手を振ろう
悲しみにさよならしよう
もう悲しまないように
もう後悔しないように
君がそばにいるから
愛がそばにあるから
そしたら
開ける気もなかった
窓は開き始める
ゆっくり開くさ。

2008/03/01 (Sat)
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