詩人:さきネコ
空の焼印がくっきり阻む壁に浮かび上がる「へぇ、負けたんだ」急にちっぽけに見えた 難関勇気を込めた 短剣握り締め踏み込めば いとも簡単に開けた景色を見ることができた硝子張りじゃない 明日を磨り減った「時入り」消しゴム過去を消せたらどんなにいいかえんぴつもペンもいらない自力でこの場所 この空間に僕の存在を 深く深く刻み込んでやる