詩人:チェシャ猫
崩れ落ちた空を仰いで
沈むように溶けていった君を
欠けてゆく月に重ねて
また零れた涙を慰めた・・・。
同じ夜を繰り返しながら
また後悔は積みあがってゆく
幾度も振り切ると誓ったその過去に
今もこの手は引きずられたまま
同じ答えを求めてる
何時かは祈りも消えて流れるのか
もう届かない君の欠片から
せめてあの日の二人を描けるのならば
その小さな肩さえ支えられなかった
この腕など惜しくは無いのに
繰り返す同じ夜に責められて
動けずに立ち止まったちっぽけなこの心も
逃れられぬ悲しみに包まれたなら
もう少しくらいは優しくなれるだろうか
繰り返す同じ痛みを抱きながら
この腕は君を描き続けるよ
君を探し続けるよ・・・。。