詩人:もとり
太陽と月のすれ違い冷めた料理に無価値な時間形だけの優しさと偽りの謝罪淡々と流れていく秒針静かに広がる透明な黒は笑う貴方と私の境界線破られた約束の存在理由白紙に塗り替えたスケジュール指先一つで変わるシナリオ苦しい時だけの神頼み嘲笑った誰かが泣いた期待もされないピンチヒッター見向きもされない存在感部屋から出ずに繕う無関心壁を睨んで泣いている何処かで、小さく千切れた声猫が一言、みゃあと鳴いた