詩人:都森 善太
孤独な鼓動と混ざりあうノックをカウント静かに呼吸を留めて僅かにありふれた雑踏の中で乞われた、壊れた「ひと昔前の愛はそりゃ良かったものさ」静止その回転を止めれば消えてしまうオルゴールの名曲みたいにどんな囁きもやはり心臓には追い付けない秒間どこまで感じればいいのか分からない病状それはきっと亡くした感情だったのかそれとも