詩人:雨蛙
記憶の中の君は
いつも優しくて
戻りたいと願わずにはいられないよ
たくさんの季節が過ぎても
君の影は消えず
その色を濃くするばかりだよ
記憶の中の君は
いつも冷たくて
涙せずにはいられないよ
たくさんの時が流れても
忘れられず
君への想いは強くなるばかりだよ
どんなに想っても届かなくて
どんなに願っても叶わなくて
傷が増えるばかりだよ
人を傷つけ
自分を傷つけ
過ぎ行く日々に癒しを求めて
どこまで行けばいい?
君という標を失った僕は
どこに向かえばいい?
2006/09/06 (Wed)