ホーム > 詩人の部屋 > 四季の旅人(畦道)の部屋 > 泡雪 > 投票

四季の旅人(畦道)の部屋  〜 「泡雪」への投 票 〜

  • 四季の旅人(畦道)さんの「泡雪」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[116282] 泡雪

詩人:四季の旅人(畦道)

泡雪

誰も歩かない
時間と灯りが止まった深夜
星のない空から
白い一片の塊が
手のひらから
こぼれるように
落ちて
降ってくる
二人の頬にふれると
冷め切らない温もりで
声を上げる間もなく融けてしまう
降り始めの泡雪
哀しい出会い
いつもなら
木枯らしの後に訪れて
初雪が舞うのに
季節遅れの
挨拶なのか
積もることなく融けてしまう
泡雪の一片。

2007/12/06 (Thu)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -