詩人:哀華
わかってるわかってたそこの円の縁取りただの悪戯だと寂しいだなんてまるで嘘なのさ心配のしあいっこいまだ慣れぬ事そればかり昨日も今日も明日だってただ消えたいだけ慣れぬ事そればかり愛した背中は海の藻屑になり果てておいでと手を振るやっとお迎え消えることができるやっとお迎え逃げることができる左手を千切って髪の毛を千切って私は私は消えてしまおうあの海の底二度と触れることないその背中思い出して