詩人:八朔
『俯瞰』ぎし、ぎしと部屋が揺れる壁を叩くのはきもちいい壁が壊れないことを知ってるから天井が青空を覆ってるこの暗さは僕のせいじゃないスピーカーが作るノイズと大声の世界それは確かにそこに息づく僕と関係のないところで空の色が綺麗に変わることを期待して僕は笑ったり乾いたりしながら髪を伸ばし続ける